こんにちは〜とと丸です♫
アンディシュハンセンさん著「運動脳」を読み、子育てに活かすべく記事にしました
記憶担当の『海馬』にフォーカスした前編とストレス担当の『扁桃体』にフォーカスした後編の2部構成で記事にしています
前編については、こちらをお読みください
大きく分けて『運動』『海馬』『扁桃体』この3つが、キーワードです
1つの記事にすると長過ぎて読む気も起こらないので、『海馬(記憶)』『扁桃体(ストレス)』で区切った前後編にして記事にします
なお、実践的な子育て記事にするため、「〇〇するとこうなる」「脳を鍛えるには□□すると良い」など、結果の部分に重点を置いて書いています。仕組みやその他が気になる方がいましたら、記事下部にも本書の購入リンクを貼っていますので、そちらをご覧ください。
ぜひお読みください😀
書籍「運動脳」著者のアンディシュ・ハンセンさん
- 1974年生まれ、スウェーデンの精神科医アンディシュ・ハンセンさんが執筆⇦本人写真
- 過去作「スマホ脳」「一流の頭脳」「最強脳」「ストレス脳」はいずれも好評
- カロリンスカ医科大学で医学を学び、ストックホルム商科大学でMBA(経営学修士)を取得
脳はほとんど原始時代
生物学的には、私たちの脳と身体は
今もサバンナにいる。私たちは本来、
狩猟採集民なのである
アンディシュ・ハンセン「運動脳」
冒頭にこんな記述があるのですが、脳の仕組みとしては、私たちは狩猟採集時代から、大して変化していないというのがこの本の大前提でした
どういうことかというと、当時は狩猟採集時代では
獲物を探して狩りをする。また恐い生き物から身を守る
これが最優先の生き方だったんです。
つまり狩り=運動と捉えて
- (狩りのために)走り回るとドーパミンが放出される
- (安全を確保するために)いろいろな物事に注意を向ける
- 恐怖を感じると、一瞬でストレスを感じる脳の仕組み
など、獲物をとらえて、恐怖から身を守って生きることに脳も身体もアジャストされていたのです
前編では記憶力に大きく関わる海馬について書きました。後編ではストレスに関わる扁桃体と、運動によってどんな良い影響があるのかを書いています🧠
危機管理の達人:扁桃体さん
扁桃体🧠って何❓
今回のキーワードは、運動とあわせて、脳の危機管理の達人ともいうべき「扁桃体」です!
ストレスに反応することのどこが大切なの❓💦
原始時代では、狩りに出ていることが非常に多かったため、危険な生き物、危険な場所に行くことが多かった。そのため、危機を察知し、素早く反応して身を守ることが大切でした。言い換えると、扁桃体等の働きによって素早く危険を察知して、態勢を整えることこそが生き残る術だったんです
『ストレス感じる=危険を察知する』つまり生き残るのに必要不可欠やってんな
主な役割
- 危険の察知
- ストレス物質の分泌により、動悸をあげて「闘争か逃走か」の状態を素早く整える
危険⚠️働かせすぎると☠️
気をつけてください!
扁桃体を働かせすぎるといろんな困りごとが出てくることも確認されています
折角の子育て、もしくは日頃の頑張りが台無しになってしまうかもしれません💦
例えば、理性に深く関係する海馬と前頭葉は、このストレス物質の分泌に非常に弱い性質があるのですがこれが萎縮してしまうと・・・
またこれだけではなく、わたし自身が身をもって知ったことなのですが
ストレス🔻
血流増加🔻
筋肉が強張る状態が長く続く🔻
肩こり、腰痛の原因ともなる
こんな厄介なこともあります
リラックスできる時間をとるっていうのは大切ですね
ホッとする時間が必要ってことか💡リラックスタイム大事〜⏰
原始時代のことを考えると、身の危険、飢餓のように生きるか死ぬかの瀬戸際になると、言葉や優しさ云々の前に、まずは安全や食料の確保が最優先ですから、ある意味生きるのに効率的な仕組みだったのかとも思ってしまいます。
でも現代では、このストレスを、仕事や人間関係、SNSなどで浴びまくっている大人、そして残念なことに、その余波を受けて子供たちも少なからずストレスにさらされている時間が長くないですか❓
子育てへの応用
怒鳴る、叩く、長時間お説教をする
これらのアプローチを日常的に行うとどうでしょう❓命に関わることや、ご家庭の大切なルールに触れてしまう場合など、やむを得ない場合はあります。が、、日常的に行うとどうでしょう・・・・💦
折角お子さんのためを思っていろんなアプローチを重ねていても、恐怖を与え続けることで、お子さんの発達を阻害してしまうことは十分になります
人によって様々ですが、叱るタイミングについて、あえて挙げるなら、私がオススメするのは『命・安全に関わるとき』です。
次の章では、具体的な解決策についてみていきましょう
解決策1選:とにかく遊ぶ
子供に対してどのように働きかければ良いかという視点で書いていってます
『ここまで引っ張っておいて結局これかい💢』と思われた方、ごめんなさい。でも本書ではそれ程までに運動のもたらす効果は大きいとされています
原始時代、獲物を探して動き回ることで集中力が増したり、場所を記憶したり、連携を図ったりしてきたのですから、なるべくその状態、つまい運動することで、ポジティブな効果が期待できるということです。
だって運動のメリットはこんなにもあるのですから💡
- ストレスが増してコルチゾールの血中濃度が高くなると、脳内で情報を伝達する機能が妨げられる。運動は逆にその機能を高める
- ストレスは脳の変化する特性(可塑性)を損なわせるが、運動はそれを高める
- ストレスが高まると短期記憶(数分から数時間の記憶)が長期記憶に変わる仕組みにブレーキがかかる。運動はその逆に作用を促す
その他の解決策については、前編で書いていますので、良かったらご覧ください
じゃあ具体的に、
- 10〜30分、お子さんとお散歩(またはジョギング)する
- 休日は外遊び
- なるべく、体力、時間に余裕のある朝に行う
「短い時間でも効果はある。12分体を動かしたことによって、学童期や思春期の子どもたちの読解力や集中力が増している。ジョギング程度の活動を、わずか4分するだけでも物事に集中しやすくなる。そのために学校の休憩時間には、ほんの数分間でも外に出て遊ぶことが大切だ。」
— アンディシュ・ハンセン著『運動脳』より
まとめ
最後までお読みくださりありがとうございます
結局運動すればスッキリして集中力が上がるに近い話です
でも『なぜそうするのか』を知って取り組むのとそうでないのとでは
継続力に大きな差が出ます
本書にもありましたが、この後、このページを閉じてみて、ぜひ体を動かしてみてください
今日もありがとうございました
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